ゼロハリバートン
ゼロハリバートンは、ビジネスで世界中を飛び回るビジネスマンに人気のブランドです。
ゼロハリバートンのトレードマークでもある2本のプレスラインは、より頑丈な構造にする働きがあります。そのため、昔からゼロハリバートンは、世界中を飛び回るビジネスマンにとっては丈夫であり、またアルミ製のものが多いため愛用者が多いのです。
現在ではポリカーボネートやナイロンといった素材を使用したものを取り扱うようになり、牛革を使用した小物シリーズ(ZCT:ゼロコンツアー)も登場し、さらにいろいろな用途で使える機会が増えてきています。
月の石を採集するケースとしてゼロハリバートンを使用
1969年、アポロ計画の際に、月の石を採集するケースとしてゼロハリバートンのバッグが使用されました。
アメリカ航空宇宙局(NASA)より製造を依頼され、「月面採取標本格納器」と呼ばれたこのケースが、宇宙用として特殊に改造したものではなく、当時一般に市販されているケースをやや加工しただけであったと言われています。
他に、アメリカ合衆国大統領のみが所有を許され、核兵器に関する重要機密事項が入った黒いブリーフケース(Nuclear football)も、ゼロハリバートン製であることも有名です。
ゼロハリバートンの歴史
1938年、アール・P・ ハリバートンにより創業。ビジネスで世界中を飛び回る中、航空機エンジニアの助言を得てアルミニウム合金を使用した頑丈な鞄の制作に取り掛かり、ケースが完成。
その後ハリバートン・ケース社をアメリカ合衆国カリフォルニア州バーバンク市に設立、鞄の製造をZierold Company(ジーロイド・カンパニー)社が担った。発音を易しくする目的もありジーロイド社は1946年にゼロ・コーポレーションへと改名。
その後1952年にハリバートン・ケース社がゼロ・コーポレーションの傘下へ入ることとなり、1959年に名称が「ゼロハリバートン」となった。
正規代理店であった株式会社大沢商会グループによる取扱いが終了した後、2005年からエース株式会社が販売代理店として提携を結び、2006年12月29日にゼロハリバートンの商標・販売権を買収。現在は北海道赤平市などに製造拠点を置き、国内のデパート・専門店で販売を行っている。